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注文住宅を建てる際の内装の決め方

新築で戸建て住宅を建てるときに楽しいのは、内装を考える時間ですよね。内装を決めるときには、まずはデザインの種類の特徴を知り、好きなテイストを決めることが大切です。

好きなテイストを決めたら、おしゃれに仕上げるためのポイントを踏まえて家族や施工会社と相談し、理想の内装を実現していきましょう。

内装デザインの種類を知る

内装デザインの種類は主に、シンプルモダン、ナチュラル、インダストリアル、北欧、アーバンスタイルの5つです。それぞれの特徴と内装のポイントを紹介します。

シンプルモダン

シンプルモダンとは、過度な装飾のない現代的な雰囲気のテイストを指します。シンプルモダンな内装のポイントは、以下の5つ。

  • 装飾は控えめに、スッキリさせる
  • 直線を使ってデザインする
  • 装飾的な素材ではなく、無機質な素材を使用する
  • 収納計画を立てる
  • 色数を厳選する

直線を使ったデザインとは、室内の建具に直線をベースにしたシンプルなデザインを選んだり、家具の高さを揃えたりすることです。柄物ではなく無地やボーダーを選ぶのもよいでしょう。

また、物は飾るよりも収納しておくとシンプルな内装に仕上がります。自宅にある物を把握して、収納計画を立てることが大切です。

色数は少なめにして、白を基調にグレーやベージュなどの色を組み合わせるとよいでしょう。

ナチュラル

ナチュラルな内装は、シンプルモダンに次ぐ定番のテイストです。人によって、あまり好みが分かれないのもメリット。ナチュラルな内装のポイントは、以下の4つです。

  • 天然木の質感を生かす
  • 柱や梁などの構造材を見せる
  • 自然のぬくもりを感じるような素材を使用する
  • アースカラーでデザインする

柱や梁などの家の骨組みは、質感を生かし敢えて見えるようにデザインも可能。

インテリアには、コットンやリネン、漆喰、珪藻土などの自然素材を組み合わせるとよいでしょう。

また、ナチュラルな内装は、ブラウンやカーキ、モスグリーンなど、自然物をイメージした色との相性も◎。

インダストリアル

インダストリアルとは、「工業的」という意味です。工場街や倉庫のような、無骨でかっこいい内装テイストのこと。インダストリアルな内装のポイントは、以下の4つです。

  • むき出しのようなデザインにする
  • 金属など、無機質な素材を使用する
  • 木材やレザーを組み合わせる
  • ニュートラルな色を使う

むき出しのようなデザインとは、コンクリートやレンガの壁にしたり、板張りの床を加工して使用したりすることです。

スチールなどの金属を使用して、木材やレザー、ヴィンテージの家具と組み合わせると内装全体がまとまります。

インテリアの色には、黒や白、グレーなど、ニュートラルな色を使うとよいでしょう。

北欧

北欧スタイルの内装は、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドの北欧諸国の住宅をイメージしたテイストのことです。北欧テイストの内装のポイントは、以下の4つです。

  • 木質の床にする
  • こだわりを持って照明を選ぶ
  • 大胆な柄を取り入れる
  • 差し色を使う

北欧テイストの家具や小物に合うよう、木質の床にすることがオススメ。

また、北欧の冬は日照時間が短いため、照明にこだわっている方が多いです。間接照明を使って控えめな光を重ね合わせると、北欧らしさが出ます。

大胆な柄のファブリックでデザインしたり、差し色を使ったりすると、おしゃれな内装に仕上げることが可能です。

アーバンスタイル

アーバンは、「都会の」という意味です。アーバンスタイルの内装は、都会的で洗練されたテイストを指します。アーバンスタイルの内装のポイントは、以下の4つです。

  • 高級感があり、落ち着いた空間にする
  • 直線を使ってシャープにする
  • 異なる素材を一緒に配置する
  • モノトーンでまとめる

配置する家具は、曲線ではなく直線的なものにすると、スタイリッシュな内装になります。

レザーやガラスなど、高級感のある素材をベースに、柔らかいファブリックやふわふわしたクッションなどを組み合わせることで、都会的なイメージを作ることが可能です。

インテリアには、黒や白、グレーなどのモノトーンや、寒色系の色を選ぶとよいでしょう。

好きなテイストを決めよう

注文住宅の内装を決める際には、内装デザインの種類から、好きなテイストを決めましょう。

作りたい内装のテイストにぴったり合うような写真を見つけられると、家族や施工会社の方にも伝わりやすくなります。

同じテイストであっても、色や素材によって印象が変わりますので、住みたいと思う内装を、より具体的にイメージしておくことが大切です。

おしゃれな内装にするポイント

好きなテイストを決めたら、おしゃれな内装にするためのポイントを踏まえて、イメージを実現していきましょう。おしゃれな内装を実現するのに注意しておきたいポイントは3つです。

  • 使う色は3つまで
  • 異素材を組み合わせる
  • 照明にこだわる

詳しく説明していきます。

使う色は3つまで

内装に使う色は、3つまでに厳選しましょう。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを決めると、色を選びやすくなります。

ベースカラーは、部屋全体の70%に使う色です。白やベージュが一般的。メインカラーは、部屋全体の25%に使う色です。ソファやカーテンなどの主な家具に使用します。アクセントカラーは、残りの5%に使う色です。小物や雑貨などのインテリアに使用します。

このように、色を3つに絞ると内装全体がまとまります。同じ白であっても、さまざまな色彩がありますので、生地のサンプルを見るなどして選ぶとよいでしょう。

異素材を組み合わせる

全て同じ素材の商品を配置するよりも、硬い素材と柔らかい素材や、ツヤのある素材とマットな素材など、異素材を組み合わせるとおしゃれな内装に仕上がります。

内装に使う代表的な素材は、木や金属、レザー、ガラス、プラスチック、紙、布、土、草などです。木や布は、どんな素材とも相性がよいです。そのほかの組み合わせは、たとえば、金属とガラス、レザーと金属、紙と草、プラスチックと金属などを試してみるとよいでしょう。

どんな素材を使うかによって、内装の印象はガラリと変わります。異なる素材をバランスよく組み合わせてみてください。

照明にこだわる

内装のイメージを左右する照明にこだわることもオススメです。好きなテイストに合わせるだけでなく、部屋の大きさや日当たりも考えて選ぶとよいでしょう。

天井に光源を埋め込む、ダウンライトにしたい場合には、施工会社に伝えるのを忘れずに。

間接照明を内装のアクセントに加えるのもおしゃれです。

家族と施工会社へ相談

内装のテイストや、色、素材、照明などが決まったら、ご家族と施工会社に相談しましょう。

注文住宅を建てる際には、内装についてもご家族で話し合って意見を統一しておくことが大切です。大まかな方向性を決めたら、住宅全体で統一感が出るような内装のテイストに絞って、意見を出し合います。

話し合っていくうちにご家族の好みが分かり、もっとよいデザインや組み合わせを見つけることも可能です。あとから内装を変えることは大変ですので、あらかじめしっかりと話し合いに時間をかけるようにしましょう。

意見がまとまらない場合や、デザインを決めきれない場合には、施工会社に相談してみてください。施工会社の方のアドバイスを踏まえることで、より理想的なデザインの内装を実現できるでしょう。