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地震大国である日本において、災害に強い家を持つことは家族の安心・安全に繋がるでしょう。ここでは、耐震住宅の特徴やメリット、施工事例や実際に住んでいる人の声などを紹介します。
耐震住宅とは、強い地盤やシンプルな形状、屋根の軽量化や建物の重心を低くすることで、地震や台風などの影響を受けにくくした住まいのことです。耐震性能の高さは、国の定める耐震基準において最高レベルである「耐震等級3」もしくはそれ以上となっています。
耐震性に優れた住まいのメリットは、何といっても地震や台風の影響を受けにくいという点です。もともと耐震性能とは、住まい全体で地震による揺れを吸収・分散する能力を指しますが、この性能は強風や台風による揺れにも効果を発揮します。
また、1度耐震住宅を建てれば、その後に地震対策にかかる費用が発生することがありません。工法や建材を工夫して耐震性を高めることで、リーズナブルに災害への備えができるのです。
耐震住宅は、揺れに耐えるための耐震性能だけでなく、地震の揺れを逃がすための免震性能も有しています。一般的に、免震性を高めるためには、地盤部分に積層ゴムやボールを使用した免震装置を取り付けることが多いようです。
地震が発生しても免震装置が揺れを吸収してくれるので、建物にまで揺れが伝わることがありません。構造・壁へのダメージや家具の転倒などを防げるため、地震による二次被害を防げます。
制震性とは、地震による揺れを緩和する性能のことで、耐震住宅に採用されることが多いようです。制震装置は、柔軟性のある金属材が壁や柱に組み込まれています。
建物に揺れを伝えない免震性とは異なり、制震性は建物に揺れは伝わるものの、階層が上がるにつれて揺れを軽減させる効果があるのです。そのため、2階建て以上の家を建てたいと考えている人にぴったりな性能でしょう。
家を建てる時、何よりもこだわったのはとにかく耐震性でした。この家は3軒目の家なのですが、24歳の時に1軒目の中古住宅を購入した直後に地震があり、その家を建て替えた2軒目に入居した時もまた地震に。今回、3軒目のこの家を建てた8か月後には、大阪北部地震に見舞われました。
大雨や台風が多い時期に、避難所で暮らしたり、雨漏りを気にせずに、自宅で普通の暮らしができるということに大変助かっています。当たり前の幸せが、当たり前でないことに今回の地震で気付かされました。安心して家で過ごせることがこんなに大切なのかと実感しました。
地震や台風などの災害から家族を守れる耐震住宅を建てようと思っている人は、注文住宅会社の工法や性能の種類をしっかりと確認しましょう。特に、耐震性以外に免震性や制震性、防火性などに優れた性能を持つのかを知っておくのが大切です。
神奈川で実績豊富な注文住宅会社を紹介しているため、そちらも参考にしてみてください。