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「スマートホームってどんなもの?」「IoT住宅との違いが知りたい」と思っている方もいることでしょう。
当記事では、スマートホームの特徴やIoT住宅との違いなどについて説明していきます。
この記事を読むと、スマートホームのメリットや課題、IoT住宅との違いがわかります。
住空間にある、さまざまなものをインターネットに接続することで、生活を便利なものにするという概念です。スマートホーム化するには、インターネット対応の専用デバイスや家電を購入して作ります。
スマートハウスは、2010年ごろから登場し始めた住まいのこと。
主に太陽光発電などからエネルギーを作り出す「創エネ」、エネルギーを蓄える「畜エネ」、エネルギーの消費量を抑える「省エネ」に取り組んでいる家のことを指します。
家で使うエネルギーを節約するためのシステムであるHEMS(ヘムス)を導入している家もそこに分類されます。
スマートハウスとIoT住宅はこれまで、その登場時期の違いから異なるものとして分けられてきました。しかし、現在では省エネはIoT機器の導入が欠かせなくなってきていることから、この2つは将来的に同義語として使われるようになると考えられるようになってきています。
IoT化することで家事の時短につながり、暮らしがより便利になることが挙げられます。玄関の鍵を閉め忘れたときでも外出先から施錠することが可能です。
スマートホームを導入すると、遠隔操作でエアコンを操作したり、お風呂の準備もできたりするのです。
音声操作は、スマートスピーカーに声が届くと、料理をしながらテレビの電源をオンにできたり、ニュースを読み上げたりしてもらうことも可能です。
また、家電・家具を各種センサーに反応する設定にしたり、それぞれの家電・家具を連動させることで、電源のオン・オフを自動化させることも可能に。
スマートホーム化すると、災害時の地域情報を取得できたり、医療機関と連携し、遠隔で医療サポートが受けられたりする仕組みもあるほどです。
課題の1つには、スマートホームのサービスが少ないことが挙げられます。原因として考えられるのは、家電メーカーがたくさんあり各社でデータを共有するための家電の仕様が統一化されていないことにあります。
2つ目はセキュリティ対策です。データの共有は家電メーカーだけでなく、インターネット関連やメンテナンス事業者なども含まれます。
サービスが増えるほど、さまざまな企業がデータに係わるようになり、当然利用者も増えていきます。
そのような状況になると、データが漏洩するリスクが高まるということです。セキュリティ対策を強化していくことも浸透させていくための課題でしょう。
スマートホーム製品を扱うには、専門的な技術や知識が求められます。しかし、知識や技術の取得には時間がかかりやすいです。そのため優秀な人材がまだまだ不足しているのが現実であり、雇うための人件費がかかることも考えなければなりません。